半常駐という選択肢
半常駐という選択肢
2016.8.7元々半常駐をしながら独立をしたこともあり、1週間のうちの半分ぐらいをどこかの会社で仕事しながら、個人の仕事もするっていうスタイルで仕事をしています。
半常駐を、フリーランス成れの果て的に思う方もいるかもしれないですが、フリーランスなんてフリーターと何ら変わらない、仕事がなければ無職同然なので、ちゃんと安定した収入はあった方がいいです。
大きいクライアントの仕事を持っていれば良いですが、そうでない限り、フリーランスの収入って安定しないですよね。僕も、サラリーマン時代の月給を下回る月も中にはあります。
フリーランスは本当に儲かるのか?
当たり前のことを書いてみますが、「月によります」。
でもね、サラリーマンやってるときより儲かるときはすごく儲かるし、儲からないときは全然です。大変ですけど、サラリーマンのときより、そこがいいところだったりします。
儲かる月はサラリーマン時代の3倍ぐらいの月もありますし、そうでないときは半分ぐらいの月もあります。トータルで見ると収入は増えました。かなり。
やったから儲かるって話でもなかったりするので大変な一面はありますが、でも頑張った分、会社に今まで搾取されていた分が全部自分に入ってくるので、儲かるってな話です。
会社ってのはその波を上手く分配しているわけですね。
単なる収入の部分以外にも、経費を上手く使えばサラリーマン時代の倍以上に自分のためにお金を使えるイメージ(個人の感想です)。そういう面から考えると、人の会社に常駐とか半常駐して、働くっていうのは悪くです。
半常駐のメリット
まずはなんといっても収入の安定です。ちなみに、フリーランスの場合、同じ日数・同じ時間働いても正社員より単価が高いのが一般的です。それ以下の案件をやるぐらいなら就職した方がいいです。
運動不足解消ができる。少なくとも通勤で歩くのと、家よりは広いオフィスの中で過ごすので、必然的に運動時間が増えます。
僕は比較的黙々と仕事をするタイプなので、周りに人がいない方がいいと思っていたのですが、話す人がいるっていうのはそれはそれでいいことだなと思います。
朝起きて、夜ちゃんと寝るので、規則正しい生活になります。
営業しなくていいので、制作の人からするとけっこう楽です。
半常駐のデメリット
一番は満員電車で通勤しないといけないことですかね。自宅で仕事している人も多いと思うので。田舎に住んでる人とかは別ですけど。
自分の時間が減る。自宅で仕事していると合間に洗濯したり掃除したりってことができたりもしますが、家にいないのでその分自分の時間が減ります。
出費が増えます。ランチとか、人と飲みに行ったり、ジュースを買ったり、交通費もかかりますし。まぁ報酬より出て行くようなことはないですけど。
突然仕事がなくなることがあります。正社員のように解雇しにくいことがないので、ある日突然仕事がなくなります。とはいえ、普通契約書ぐらい交わすと思うので、ほんとにある日突然なんてことはないですが、1ヶ月後には仕事がなくなるなんてことはあります。
半常駐の仕事の探し方とコツ
転職活動と営業活動の中間みたいな感じです。 僕は週3日ぐらい出勤するような半常駐をしていることが多いのですが、この条件に合う案件自体は非常に少ないです。どこの会社も週5を希望しています。社員を採用してもロクなの来ないから、それならフリーランスは即戦力だから高くてもそっちの方がいいという感じのようです。なので、即戦力でバリバリできないとつらいです。あと、自分で言うのもなんですが、会社員としてもバリバリできた人じゃないと無理です。会社員をドロップアウトしてフリーランスになった人も多いと思いますが、フリーランスで会社に常駐するっていうのは、会社員として働くよりも柔軟性が必要だと思います。
あと、週3日行っている間に、週5日分ぐらいの仕事をする意気込みが必要です。そうやってやっていると、継続したお仕事になります。週3日で週3日分の仕事する人だったら、正社員雇った方がいいんです、会社としては。それ以上のパフォーマンスを、行った日からトップギアでやってくれるから業務委託の人に頼むんです。
まとめ
考え方は人それぞれですし、僕のように半分サラリーマンみたいなフリーランスを認めない人もいるとは思いますが、かっこつけてても生活はできないし、週の半分ぐらいサラリーマンのように仕事して、残りの時間を自分のやりたいことのために使うっていう働き方を僕はおすすめします。
写真:Filipe Frazao / Shutterstock.com