温泉の入り方・マナーを知らない人が多すぎる話・その3:脱衣場編
温泉の入り方・マナーを知らない人が多すぎる話・その3:脱衣場編2026.4.2
一ツ星温泉ソムリエ 地域活性化マスターが、温泉で副業を始めて思うことをツラツラと書いているシリーズの第3弾。
言いたいことがありすぎて長くなりすぎて分割してブログにしている、といったところです。
今回は脱衣場(ロッカールーム)での振る舞いです。
温泉・スーパー銭湯では、お風呂場以外でも様々なことが起きます。脱衣場も例外ではありません。
体を拭かないヤツが多すぎる

根本的なところは、温泉とかで小さいタオルって何でお風呂場に持っていくのか、っていうのを知らない若者が多すぎるってわけです。まぁオジサンでもいますけどね。
オレ前隠さない、ドヤァ、ってな具合で手ぶらでぶらぶらお風呂場に行くわけです。カッコ悪いから、それ。
隠したい人は隠せばいいし、隠さなくてもいい人は隠さなくていいし、そんなことはどうでもいいんです。
その小さいタオルは、体を洗うのに使うこともありますし、お風呂に入ってる時にのぼせ対策で頭に乗せたりもします(詳しくはその2をご一読)。そして、お風呂場から脱衣場に行く前に、体を拭くのに使うのです。
まぁこれをしない若者が多いこと多いこと・・・。家と一緒でビショビショのままバスルームから洗面所行ってバスタオル、ってな具合ですわ。もう脱衣場ビッショビショ。水たまりできてることもしばしば。
脱衣場には、これから入る人は靴下で入ってきます。当然その水たまりを靴下で踏むことになります。裸だったとしたって、びしょ濡れのところなんて歩きたくないですよね、他人の体から落ちてきた水ですし。
天然温泉の施設であれば、手ぬぐいぐらいの小さな薄い布でも十分なほど乾きも早いので、必ずお風呂場にはタオルや手ぬぐいを持って入りましょう。
中にはバスタオルを持って行くツワモノもいますが、これもNG。
ちなみに、温泉ソムリエ協会としては、温泉では体は石鹸やボディソープを泡立てて手で洗うってのを本来は推奨してるみたいです。まぁ僕は昭和の人間なので、ナイロンタオルでゴシゴシしますけど。
温泉に入るのに角質を取りすぎると、温泉が肌や体に効きすぎてしまうことがあるっていうのが理由。なので、湯あたり経験者とか、体調があまり良くない時は、特に天然温泉・かけ流しの温泉、強いとされる温泉ではあまりゴシゴシし過ぎないってのも必要なので覚えておいてください。
びしょ濡れのままトイレ
脱衣場のトイレに行くのに、体を拭かずにそのまま直行するヤツがいます。
そのトイレは、これから入る服を着た人も、着替え終わって帰る人も使います。裸で、びしょ濡れのまま使っていいわけないですよね。
あなたがびしょ濡れで使った便座に、他の誰かが座るんです。自分がそうなった場合、どう思います?
そのトイレまでの道もあなたの濡れた足跡や水滴が続きます。そしてそこを歩く人がいます。
スタッフだって当然水滴が脱衣場に残らないように清掃はしていますけど、ずっと脱衣場ばかり掃除してる、なんて施設はほとんどないと思いますし、みんなが気持ちよく利用するためには、温泉を愛する利用者の方のマナーアップが必要です。
ちなみに今の出稼ぎ先には、お風呂場に裸のままでも上がれる休憩スペースがあるんですが、そこに体を拭かずにビッショビショのまま行くやつがいるわけですよ。
そこのスペースは、着替え終わって服を着た人も使うんです。どうなるか少し考えればわかりそうなもんだけど、わからない人が多いこと多いこと・・・。
この間、脱衣場の掃除をしてたら、「ここは裸のままでも体拭いたら上がってもいいんですか?」って聞かれたから、もちろんOKですって答えたんですわ、その子はまだ若い子でしたが結構イケメンで、気遣いもできて、中身もイケメンだな、と思いましたわ。その脇をビショビショのビール腹のオッサンが歩いて上がっていったっていう。もちろん止めましたけどね。
彼を見習って、身も心もイケメンになってください。
余談:時計を見たい
僕も眼鏡を普段してて、温泉では外すので、時間がわからない、という難点があります。アップルウォッチ愛用者なので温泉では外します。
お風呂場に時計があるっていう施設もありますが、時間を忘れてゆっくり癒されてほしいという思いから時計がない施設もあったり。
そういう場合は、もし近くにスタッフがいたら遠慮なく、「今何時?」って聞いちゃいましょう。「そうね、だいたいね・・・」って答えてくれたりくれなかったり。というのはともかく、どこの温泉のスタッフも時計をだいたい身につけてるはず(時間でやることが決まってるところが多いので)なので、今何時ですか?って聞いちゃった方がいいです。実際僕もよく時間を聞かれます。ご夫婦・カップル・友達と来ていて待ち合わせ時間が決まってたら時間は気にしますからね。
で、何でその話を書くのかっていうと、時計を見るために、脱衣場にびしょ濡れのまま行くって人が多いんですよ。気持ちはわかる、僕も時計見たいから。でも、ダメです。脱衣場に行く時は体を拭いてから。
脱衣所でスマホをいじってるヤツが多すぎる

ほんとにね、みんなどんだけスマホいじりたいのかわからないけど、若者に限らずオッサンもジイさんも、みんなスマホいじってます。ダメですからね。
注意すると逆ギレするオッサンもいるし、厳しい!って言ってくる若者もいるけど、日本全国どこの温泉も脱衣場はスマホ禁止ですからね。
スマホ依存症は温泉じゃ治らないので、病院行きましょう。温泉に来てる時ぐらい、デジタルデトックス。
理由は貼ってあるところもあるし、ただ単にスマホ禁止って書いてるだけかもしれませんけど、プライバシーの問題です。
ひとつは、盗撮対策。男女問わず、脱衣場を盗撮してネットに流出、なんてのはよくある話です。あなたが盗撮してるかどうか、じゃないんです。あなたがスマホ使うことをOKしちゃうと、盗撮してる人を注意できなくなるし、いちいちスマホで何してるかをスタッフが画面見てるわけじゃないですから、一律に禁止、です。
理由を知ってる人からすれば、脱衣場でスマホを使ってるヤツがいるってだけで不快です。
自分も含めて、他人が全裸でいるところで、カメラ機能がついたデバイスを使っている、っていうことがどういうことなのか理解してない人が多すぎる。
某議員が脱衣場で自撮りしてイチモツが写ってって謝罪、なんて笑い話(?)もありましたが、脱衣場で自撮りしてるやつ、意外といるんですよね、鏡の前とかで。もうそういう子には怒っちゃう。あなたの後ろには裸のお客さんたくさんいるんだよ?何でその人たちの裸が写る可能性があるところで平気で写真を撮れるのか。
っていうバカをOKしないために、一律スマホ禁止です。
極端な話ですけど、脱衣場とかお風呂場で、LIVE配信してるヤツがいたらどうします?あなたの全裸が世界に向けて流れるわけですよ。それがいけないことなのはみんなわかるとは思いますけど、LIVE配信してるかどうか従業員にはわからないわけです。
ただちょっと暇つぶしのつもりでスマホ見てた、ゲームしてたってだけの人が逆ギレしてくるけど、何をしてるかを従業員はいちいち確認はできないです。あなたスマホで何してるんですか?って聞いて回れないですからね、そんな暇じゃないし。
スマホはカメラでもあるってことをもう少し考えたらどうでしょうか。脱衣場でカメラいじってる人いたらどう思います?
ドライヤーをしながら話すから声がデカくなる(脱衣場で騒ぐな)

なぜドライヤーをしながら友達と話をするのか。その2でシャワーを浴びながら話をするな、っていう話を書きましたが、それよりこっちの方が多いです。
そんなにドライヤーで髪を乾かしながら友達と話したい理由が全く理解できないんですが、終わってから話したらいいんじゃないの?ドライヤーの音を超える声を出して喋るからうるさいわけですわ。迷惑だからやめましょう。
ロッカーキーは肌身離さず!
その2でも触れましたが、ロッカーキーを肌身離さずっていう基本を全く守らない人が脱衣場でもたくさんいます。
ドライヤーで髪を乾かしている間、トイレに行っている間、なぜ自分の荷物(貴重品を含む)を入れたロッカーに入れたまま、ロッカー全開でその場を離れてしまうのか。
ロッカーは閉めてるのに洗面台にロッカーキーを置きっぱなしにしてる人も多いです。そしてそのまま忘れるって人も。なぜロッカーキーを身につけるのがそんなに嫌なのか。
I lost my key. よく聞く英語にランクインしていますわ。
脱衣場は家じゃない
自分の荷物を広げて着替えしてる学生、多すぎ。お店屋さんでも開いてるのかな?
通路だから塞がないでねって言ったら、じゃあ通路になるところにロッカー作るなよ、って言われたこともありますわ。
周りを見渡してごらん?君みたいに脱衣場でお店開いてる人いないからね。
よく恥ずかしくもなくそんなこと言えるな、って思いました。僕は従業員なので、通路開けてください、通りますって平気で言いますけど、お客様はみんながみんなそうじゃないからね、そのためにお客様が言いづらいであろう相手であろうと従業員は通路を開けてくださいって言ってるんですよ。
ロッカーに物を入れないヤツが多すぎる
特にロッカーの上に物を置く人が多すぎ。そして、そのまま忘れていく人、そこをゴミ箱だと思ってる人が多すぎる。
忘れ物の多いところNo.1はロッカーの中じゃなく、ロッカーの上だとすら思います。あと、窓のところとか、そういう自分の使ってるロッカー以外のところに荷物を置く人が多いですが、そんなに荷物をあちこちに置かないと着替えができないのか?っていうのは疑問。
ロッカーを閉めないヤツが多すぎる
使用中はもちろんだけど、使用後、ロッカーを閉めないで帰る人が多すぎる。別にそんなのは従業員が閉めるからいいっちゃいいんですけど、ずっと脱衣場を見回りしてるわけじゃないからね、すぐに閉められるわけじゃないんです。
で、何が問題なのかっていうと、開けっ放しのロッカーにはぶつかる人とか、頭をぶつける人っていうのがいまして、痛いんですわ、それ。
ドアを開けたら閉める、そういう人間としての基本の話なので、そのぐらい言われなくてもやろうよ、って思います。
ロッカーが開かない
ロッカーキー失くす人の次に多いのが、ロッカーが開かないんです。っていう人。
ロッカーの不具合で開かないって人も中にはいるんですけど、それは施設側の不手際だから申し訳ないとしか言えないわけだけど、大半の場合、なんと「番号が違うから開かない」です。そんなわけないやろ、って思うでしょ?マジです。
自分ではここに入れたはずっていう先入観から、わざわざスタッフを探してロッカーが開かないんですって言ってくる人が結構いるんです。従業員は何をするかっていうと、まずはロッカーの番号を確かめます。9割方、違う番号のロッカーを開けようとしてます。なので、スタッフに開かないって言う前に、まず番号が合ってるか確認しましょう。
ロッカーに物を入れすぎると開かなくなる
旅先だと致し方ない部分はあるんですが、荷物が多くて、ロッカーに一生懸命入れてくれる人もいるんですが、それロッカー開かなくなるリスクがあります。
開けるコツがあったりもするんですけど、まぁ壊す可能性もあるんで、困ったらまずスタッフに相談してください。
その2にも書きましたが、脱衣場にはだいたいフロントなどに繋がる緊急電話があるので、スタッフが見つからない場合は遠慮なく使ってください。近くのスタッフが脱衣場に駆けつけます。
この場合は、ロッカーキーの紛失ではないので、お金がかかることはないですが、マスターキーを使って開けるっていうか、正確には大体の場合、ロッカーの鍵自体を外してっていう作業になるので、結構時間がかかったりします。
荷物が凄く多い場合は、大きい荷物はフロントで預かってくれるところもありますし、大混雑してなければ、2つロッカーを使う方が良いかなって思います。
タオルを(忘れているのではなく)その辺に置いて帰るヤツが多すぎる
これはどこの施設でもあるあるだと思いますけど、タオルを販売していて、それを要らないからってその辺にポイってするやつが多い。だいたいどこの施設もタオルを回収するカゴとかを設置してますし、そこに入れましょう。レンタルタオルじゃないなら持ち帰るのも旅のお土産として良いですし、要らないなら雑巾にすると便利ですよ。僕も車をそのタオルで拭いてそのままゴミに捨てたりしてます。
ちなみに、まぁ販売のタオルなので捨てようが持ち帰ろうがお客様の自由ではありますけど、そのポイされたタオルは施設で雑巾として再利用ってのが定番なので、要らないならゴミ箱ではなく、タオル回収カゴに入れてくださいね。どこにあるかわからなければ、だいたいスタッフが回収してくれるか、回収カゴの場所を教えてくれます。
オムツをロッカーに放置して帰るクソ親
男性なのでそんなに多くはないですが、それでも結構いる、オムツ(使用済み)をロッカーにそのまま放置して帰るクソ親。ゴミ箱の概念を知らない親に育てられる子供がかわいそうです。
その後そのロッカーを別の人が使うって少し考えたらどうでしょうか。
ロッカーではないんですが、この間、前項のタオル回収カゴにオムツ(使用済み)を入れるっていうクソ親がいて、洗濯が終わって雑巾として再利用するにあたって畳んでたら最後にオムツが出てきて一緒に畳んでたスタッフとウンザリ、なんてこともありました。まぁもちろん洗濯し直しですわ、全部。
もうそんなのいちいち言われないとわからないの?って思っちゃいますよ。
ゴミはゴミ箱に

タオルだけじゃないです。ゴミがそこら中、ロッカーの中、上、床、好き放題。ゴミはゴミ箱にっていう小学生でもわかることがわからない大人の多さ。
どこの施設だって脱衣場には必ずゴミ箱があります。新しいタオルや、下着などを使う人も多いですし、ゴミが脱衣場は出やすいですってのもあって、複数ゴミ箱を置いているところもあります。
その人の家はゴミ屋敷なんだろうなぁって思いながら僕もゴミを片付けますけど、みんなが使う場所ですから、みんなが気持ちよく使えるようにっていうのは温泉に限らず、人間としての基本なんじゃないのかなぁって思います。
閉店時間を守りましょう
これはもう圧倒的に若いもんです。閉店時間を過ぎても平気でドライヤーをかけてる。気持ちよく遅くまでありがとうございました!って帰っていくけど、スタッフはアルバイトなんで、そんなことより早く帰れって思っています。
追い出しをするかどうかは施設のスタンスによりますが、圧をかけて早く帰らせるところもあるし、一応特に圧はかけずに帰るのを待つっていうスタンスのところもあります。が、どっちのスタッフも、早く帰れって思ってます。間違いないです。閉店時間過ぎてますからね。
そんな遅い時間にドライヤーで髪をセットしてどこに行くのか知らないですけど、閉店時間を守れないってのは迷惑以外なんでもないです。
閉店後には館内清掃や、お風呂場の清掃、翌日の準備、とお客様に見えないところでたくさんのスタッフが、明日も気持ちよく温泉を愉しんでもらうためにたくさんの作業をしています。
利用者が閉店時間を守らないと従業員の残業代を会社側は支払うことになるので、結果的に利用料の値上げに繋がることになりますからね。
温泉・外湯のマナーを知って、温泉を楽しんでほしい!
その3も書きたいことが山程あって長くなりましたが、まだ働き始めて3か月ですからね、これからもいろんなことが起きるんだろうなって思います。
せっかく箱根や湯河原・熱海といった有名温泉地がすぐ近くにある小田原で暮らしているので、みんなに気持ちよく温泉を楽しんでほしいな、と思っています。
あまり温泉に行ったことないっていう方も、せっかくブログを見ていただいたので、温泉・外湯のマナーを知ってほしいです。
※写真は僕がこれまで旅先の温泉地で撮った写真や、クライアントの施設の写真であり、僕の今の出稼ぎ先とか、写真の施設の話とは無関係です。あしからず。
コメント