WEB制作業者の選び方 その1:会社か個人か
WEB制作業者の選び方 その1:会社か個人か
2019.6.28WEB制作業者ってひと言で言ってもたくさんありますよね。
実際、WEB制作ってひと言で言っても、実は職種はたくさんあり、会社によって得意不得意があります。
例えば、デザインに強い、運用に強い、広告に強い、営業に強い、システム開発が得意、単純作業が得意、通販サイトが得意、などなど・・・。
何でも頼めばできるとは思いますが、得意なところと不得意なところでは全然スピード感もクオリティも変わってきます。
どうやって業者を選べば良いのかについて、少しまとめてみました。
制作会社?フリーランス(個人)?
大きな制作会社もありますが、だいたいのWEB制作会社は小規模で、デザイナー・コーダーなど制作担当者数名でやっているところが多いです。一人の会社も多いです。
フリーランスも同様で、個人事業主なので基本的には1人でやっていることが多いですが、何名かのフリーランスの方が相互に得意な部分を提供しあっている枠組みも多く、一概にどちらが良いとは言えません。
広告代理店なども制作業務をしている
我々のようなフリーランスは、広告代理店などの下請けで仕事をしている人も多いです。
広告代理店は、制作業務を外注していることも多く、制作だけを頼みたいなら制作会社やフリーランスに直接頼んだ方が安いです。
ただし、広告の運用とセットでサイトを運用していきたいなら、広告代理店に頼んだ方がトータルで見ると楽だと思います。
広告は広告代理店に、制作はホームページ業者に、という運用が一番コスト的には安いですが、双方に意見が食い違うことがあったり、そこをコントロールできるディレクター業務をできる人が社内にいる必要があります。
でないと、コストは上がり、スピードは下がり、ストレスは溜まる、という悪循環に陥りやすいです。
餅は餅屋、得意な人がやった方がスピードも早いですし、クオリティも高く、効果も期待できます。
制作会社とひと言で言っても
だいたい社長が元々どの業務をしていたかで、その会社の得意な分野がわかると思います。
多いのはデザイナーの社長。他にも営業出身、コーダー、プログラマー、ディレクターなどなど、いろいろな職種の人がいます。
全部が揃うのが理想ですが、そうなればそれなりのコストがかかります。どこを重視したいかで、制作会社を選ぶのが良いと思います。
これはフリーランスでも同じですが、全部をそれなりにこなす人が多いとはいえ、得意な分野は人それぞれです。
会社員の頃にどんな仕事をしていたかを聞いてみると良いかなと思います。
東京の会社が良いのか、地元の業者が良いのか
電話・メール・チャットなど、直接会わなくても仕事はできる時代ではありますが、やはり直接会って打ち合わせができる安心感は違います。
意外と忘れがちなのが、移動にかかってる時間。交通費や移動の人件費は負担してくださいってところはわかりやすくて良いですが、だいたいは保守費用や制作費用に乗っています。東京から小田原、横浜から小田原に来てもらうと片道1時間前後かかりますよね。その分の時給は当然制作費に加算されています。
交通費かからないで来てくれるし、なんて簡単に考えがちですが、社員の給料がゼロなわけはなく、当然どこかで捻出しています。
ですので、遠方の会社に頼む場合は、なぜその会社が良いのか、よほどの理由がない限りは地元の会社の方が良いと思います。
何かあったときの対応や、あとは最悪の事態(納品されない、逃げられた、倒産など・・・)のときに遠い会社だと対応が大変です。
地元に業者が全然ない場合は仕方ないと思いますけど・・・。
フリーランス(個人)に依頼する場合の注意
自分もフリーランスなのであまり悪いことは書けないなと思ったりしますが、やはりフリーランスは1人でやっていることが多いので、それがコストを下げられるメリットでもあり、一方でリスクにもなります。
事故や体調不良で納品ができなくなるなんてことが絶対にないとは言えませんし、案件管理が苦手な人っていうのが中にはいて、自分の能力を超えた案件を受注しすぎて勝手にパンクして、どれもこれも納品できない、なんてお粗末な人がいます。
連絡が取れて、誠意ある対応をしてくれる人ももちろん多いですが、中には逃げるやつがいます。僕も仕事を頼んでたプログラマーとかデザイナーに案件の途中で連絡が取れなくなり、逃げられたことがあります。
できないならできないって言えばいいのに、責任ある仕事ができずに困ったら逃げる。地方在住だから行くわけにもいかず、仕方なく別の人に頼む・・・とか。先にお金を払ってなかったから良いものの、払ってたらただの詐欺。業者の名前をリストにして公開したいぐらい。
簡単に独立できる時代になったのもありますが、そんなにわかフリーランスがこの頃は増加していて、そういう人が破格で仕事を取っていく、でも納品できない、もう外注しない。みたいな負の連鎖の入り口を時折見ます。
そういうことがあると、安心感から制作会社に頼もうかなという気持ちになりますし、それで良いんじゃないかなと思います。
で、僕も東京に1つ制作会社を持っていたりします。法人との取引の方が安心感がありますしね。ので、安心感がほしい方は法人での取引も可能ですのでご相談ください。
今後も制作業者の選び方はたまに記事にしようかなと思っています。