温泉の疑問あれこれ:お風呂場編2026.4.23

温泉で副業を始めた温泉ソムリエマスターのつぶやきブログ。
今日は、手ぶらでお風呂場に来て、いきなりサウナに直行しようとしている人を呼び止めて、小さいタオルはお持ちじゃないですか?(その前にサウナ入るなら先に体洗えやコラって顔をしながら)って言ったら、持ってないので、次回からじゃダメですか?っていう謎の発言をされました。じゃあどうやって体を拭いてからお風呂上がるんですか?って聞いたらう~んって言ってました。

汚い体でサウナ直行すること、ビショビショの体で脱衣場に行くっていう2つのルール違反ですからねって言っときました。口うるさいヤツだなぁって思うだろうけど、その人を許すことで、他の人が不快に思って、あの人なんとかしてよって言われるので、ルール違反を防止するのは僕の仕事だよな、と思っておりますわ。

周囲の人に話すと結構驚かれますが(僕も慣れただけで最初は衝撃を受けた)体を拭かずにロッカーまで行って、バスタオルで拭くならまだかわいいもんで、なんと体を拭かずに服を着るっていうヤバい人が結構いるんです。もちろんその人の下には水たまりができてるんですけど、お構いなし。家のお風呂じゃないんだからさ、もう少し考えて行動しなよって思う毎日です。

さて、今回は温泉に関する疑問あれこれシリーズの、お風呂場編です。

乳幼児を連れて温泉に入れる?

これも施設によってルールはまちまちなので、特にオムツが取れてない乳幼児を連れて温泉に行きたい方は必ず施設に確認しましょう。ベビーバスを用意している施設もありますし、子供用の浴槽を用意している施設もあります。全部OKっていう施設もあります。逆に、全部ダメっていう施設もあります。

かけ流しの温泉を除けば大半の温泉・スーパー銭湯は塩素などで消毒もしていますが、乳幼児と一緒のお風呂に入るというのは他の客は良しとしない人も多いです。意図せず気持ちが良くなって出てしまうっていうことが子供の場合は起こりますから、トラブルになる前に必ず施設のルールを確認して従いましょう。なるべく貸切風呂があるところがオススメです。

小さな子供は大人に比べて熱い温泉はのぼせやすいため注意が必要です。ぬるめのお風呂に短時間がオススメ。ベビーバスがあるのであれば、ベビーバスで温度調節ができるところの方が安心です。温泉の泉質によっては肌に刺激が強く皮膚トラブルを起こすこともあります。入浴後はしっかり子供も保湿をしましょう。
大きなお風呂で興奮しても、温泉では騒がない、ということを教えることも大切です。滑りやすいので走ったりしない。家のお風呂より深い場所もあり溺れる可能性もあります。子供から目を離さないように注意しましょう。

黙浴を推奨している温泉で喋ってる人がいたら注意して良い?

YES、と言いたいところですが、トラブル防止の観点からしたらNOですかね。そういうルールを守れない人は、ルール違反を指摘されても聞きませんし、逆ギレする人が多いです。
なので、近くの従業員を探す、いなければフロントに繋がる緊急電話を使っても良いので、そういう人を注意してほしい、と伝えましょう。

従業員ももちろん騒がしくならないように、騒いでいる人を注意したりはしていますが、ずっとお風呂場に従業員がいるっていうのは現実的ではないので、どうしてもルール違反をしてしまう人を野放しにしてしまう状況は起きてしまいます。そして、注意をしても聞かない、従業員の姿が見えたときだけ静かにする、なんていうヤツも多いです。
特にサウナ内でのお喋りに不満を持っている人は多くて、サウナ内なんてプライベートサウナを除けばほとんどの施設が黙欲を推奨、もしくはお喋り禁止にしています。中でおしゃべりしないでくださいって言っても聞かない人は多い(その場だけ聞いたフリをする)です。ひどい場合は従業員に言えば、追い出してくれる場合もあります。

タトゥーOKの施設の場合、トラブルに発展すると厄介な人の場合もありますし、そもそもタトゥー・入れ墨の人は怖いって思っているお客様も多いですから、お客様から注意をするよりも従業員から注意をしてもらいましょう。従業員とトラブルになればその人は多くの場合は即退館、厳しい場合は出禁になります。せっかく日本でもタトゥーOKっていう施設が増えてきているのに、自分で行ける温泉を減らしているっていうことになるのはもったいないと思わないんですかね。

ぬる湯で寝ても良い?

結構寝てる人いるんですけど、NOです。
38度とか39度とか、長湯できるお風呂っていうのが人気あって、結構そこで寝てる人いるんですよね。でもダメです。多くの場合、浴槽の縁の一段浅くなっているところに横になっているので、まず邪魔です。考えなくてもわかりますが、もし本格的に寝てしまった場合、寝返りで溺死なんて笑えないです。
体調悪いのかと思って従業員は声をかけますし、もし気持ちよくて眠くなったのだとしたら、一度お風呂から上がって休憩スペースで仮眠をされることをおすすめします。

寝湯は寝てもいいっちゃいいんですけど、寝るためっていうより寝転がるためなので、本格的に寝ると溺死の可能性もあるので、寝転がるだけにしましょう。

休憩用の椅子で寝ても良い?

YES、と言いたいところですが、グレーだけどNOですかね。最近ではととのいスペース、なんて名前でデッキチェアが用意されている施設なんかもありますが、あくまで一時的にクールダウンするスペースで、限られた台数を多くのお客様で譲り合って利用してもらう場所ですので、長時間寝たり独占するような行為はしないでください。裸なので湯冷めして体調を崩す可能性もありますしね。

お風呂場で本を読んでもいい?

YES、と言いたいところですが、これもNOです。
この間、バイト先で本を読んでる人がいて、注意すべきか悩んだんですが、その時はスルーしたんですよね。ちなみにお風呂に浸かりながら読書。その後、びしょ濡れになった本がゴミ箱に捨てられていたので、まぁ予想通りのことが起きたのでしょう。インクでお風呂汚れるし、ほんと止めてほしい。
たまにサウナで本を読むっていうツワモノも見かけますが、プライベートサウナ以外では止めましょう。

本を読むなら、お風呂から上がって休憩スペースで。温泉で癒されて、風を感じて、本を読んで心を整える、温泉好きの方はそういった過ごし方をしてますよ。

めまいがしたり、急に具合が悪くなったらどうしたら良い?

意識があるのであれば、すぐに近くの人に助けを求めましょう。そして、助けを求められた人は、その方を座らせるか寝かせるかして、すぐに従業員を呼んでください。脱衣場にはだいたいの場合、フロントなどに繋がる緊急電話が設置されていて、すぐに近くにいる従業員が駆けつけます。
無理に自分で脱衣場まで移動しようとすると、途中で倒れてしまう可能性もありますし、温泉などのお風呂場は滑りやすいので大変危険です。具合が悪くなった上に怪我までして救急車なんて最悪ですよね。無理せず、周りの人に助けを求めてください。だいたいの日本人は助けてくれますし、日本人でなくても助けてくれます。

先日、バイト先の温泉で倒れてしまった女性がいて、すぐ脇にいたガタイの良い外国人の女性がその人を受け止めて助けてくれた、ということがあったそうです(女湯での出来事なので聞いた話ですが)。言葉は通じなくても、みんな助けてくれます。恥ずかしがらずに、具合が悪い、のぼせてしまった、めまいがする、と伝えましょう。
そしてその状況を目撃した人は、すぐに従業員を呼んでください。大事なことなので何度も言いますが、ほとんどの場合、脱衣場にはフロントなどに繋がる緊急電話があります。落ち着いて電話を探して従業員を呼んでください。裸のまま従業員を探しに行ったりしなくて大丈夫です。

みなさんが思っている以上に、温泉で具合が悪くなる人っていうのは多くいるもので、こんなことになって恥ずかしい、なんて思わなくて大丈夫です。温泉施設には担架やAEDなども多くの施設が備えていて、緊急の一次対応体制が整っています。意識がはっきりしない場合などはすぐに救急車を呼びます。

お風呂で怪我をしてしまったら?

結構多いんですよ、お風呂場で怪我をする方。走り回っている子供なんかはもう論外なんですが、実は大人でも結構多いんです。ゴツゴツした岩を使ったお風呂も多く、滑りやすいので、温泉ではゆっくり動く、ゆっくり歩くを基本にしましょう。

とはいえ、岩で足を切った、擦りむいた、という場合は、従業員に言えば一時的な手当をしてくれる場合が多いので聞いてみましょう。大怪我の場合は救急車っていう可能性もありますが、軽い傷であれば絆創膏や包帯なんかは備えている場合が多いです。怪我を放置して温泉に入るっていうのは止めましょう。
怪我の悪化も心配ですが、血が出ている状態で他のお客様も入る浴槽に入るというのは衛生上の問題もありますからね。

温泉から上がる時にシャワーを浴びるべき?

ケースバイケースなんですが、源泉かけ流しの温泉の場合は浴びない方が良いことが多いですが、温泉の成分によってはシャワーで流すことで湯あたり防止になったりします。ろ過式の温泉の場合は、塩素消毒しているケースが多いので、体に塩素の匂いがつくこともあって、シャワーを浴びた方がその後気持ちよく過ごせるかな、と思います。

本来は、温泉の成分にもよりますが、せっかく温泉に入ったのに、最後にシャワーで流してしまうともったいないです。できることなら、お湯が流れ出る湯口から桶にお湯を汲むことができる環境であれば、最後に新鮮な温泉を浴びて(上がり湯)から上がりましょう。上がり湯ができなそうでなければ、そのままタオルで体を拭いて上がればOKです。

刺激の強い酸性泉や硫黄泉は匂いもありますし、肌のかゆみや湯ただれの原因になることも。そういった場合は最後にシャワーで流しましょう。ちゃんとした温泉施設であれば成分表が脱衣場に貼ってあるので、入浴前に成分を確認してみるのがオススメ。
それ以外の温泉でも、汚れが気になる方はシャワーで流してOKです。あまり細かいことは気にしすぎないことも健康の秘訣!温泉の成分を肌に残したいならバスタオルであまり拭きすぎない(脱衣場を濡らさないことは大事ですが)っていうのも。

中にはシャワーにも温泉を使ってるところもありますが、通常は井戸水や水道水で薄めて使っていますので、この程度であれば温泉成分が残っても問題ない場合が多いです。シャワーに温泉成分が入ってるかどうかはスタッフの方に聞けばだいたい教えてくれますよ。とはいえ、源泉を自分のところを持っている湯量が豊富な施設じゃないとそういった贅沢はほぼないです。スーパー銭湯とかもだいたい水道水か井戸水です。

そして最後に保湿を忘れずに。特に美人の湯と呼ばれる温泉は、お風呂を上がったらすぐに保湿をしましょう。美人の湯と呼ばれる「アルカリ性」「炭酸水素塩泉」などは、クレンジング効果が高いとされていて入浴中はヌルヌルスベスベで潤っている気持ちになりますが、入浴後は乾燥しやすいので注意が必要です。10分以内に保湿剤を塗りましょう。

みんなが心地よい時間を過ごすために

小難しいことはないです。自分だけじゃなく、周りの人も気持ちよく過ごせるように気を配りましょう。家のお風呂じゃないんだから、やりたい放題やらない。そんだけの話です。温泉やスーパー銭湯は、みんな癒しを求めて来る場所ですから、ルールやマナーを守って過ごしましょう。

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